銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)です。まぶたが重く感じたり、視界が狭くなったりすることはありませんか?また、目の疲れがひどく、肩こりや頭痛が増えていると感じることはないでしょうか?
これらの症状が続く場合、『眼瞼下垂(がんけんかすい)』の可能性があります。当院では、眼瞼下垂に関する治療を数多く行っており、保険診療・自由診療のどちらにも対応しています。
眼瞼下垂とは、まぶたが正常に持ち上がらない状態のことで、視界の狭まりだけでなく、肩こりや頭痛といった身体の不調にもつながる場合があります。この病気は加齢だけでなく、若い方にも起こることがあり、日常生活にさまざまな影響を及ぼします。
この記事では、眼瞼下垂の症状や原因、治療法について詳しく解説します。また、ご自身でできる簡単なセルフチェック方法や、放置した場合のリスクについてもご紹介します。気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。
眼瞼下垂(がんけんかすい)は、まぶたを引き上げる役割を持つ「ミューラー筋」が正常に機能しなくなることで、まぶたが十分に持ち上がらなくなる状態を指します。
この筋肉が適切に動くことで視界を確保しやすくなりますが、筋力の低下や異常が生じると、まぶたが垂れ下がり、視野が狭くなるなどの症状が現れます。
まぶたが下がることで目が小さく見えたり、眠たそうな印象を与えることがあります。片目のみに症状が出る場合、左右のバランスが崩れ、目立つことも少なくありません。
まぶたが視界を遮ることで物が見えにくくなり、眉毛を上げようとする「眉毛挙上(びじょうきょじょう)」が頻繁に起こります。その結果、額にしわができやすくなったり、視界を確保するため顎を上げる癖がつくことがあります。
視界を補うために眉や額の筋肉を多用することで目の疲れが増加し、頭痛や肩こりといった身体の不調が引き起こされることがあります。さらに、額のしわが増えて老けた印象を与える場合もあります。これらの症状は時間とともに悪化する可能性があるため、早期の対応が重要です。
眼瞼下垂は見た目や視界への影響だけでなく、日常生活のさまざまな側面にも影響を与えます。
まぶたが下がることで視界が狭まり、パソコン作業や読書といった細かい作業が難しくなることがあります。特に上方向の視野が制限されるため、集中力を要する仕事や作業に支障をきたす場合があります。また、こうした視覚的なストレスが目の疲れ(眼精疲労)の原因となることもあります。
視界を確保するために顎を上げる姿勢が習慣化しやすく、首や肩への負担が増大します。その結果、慢性的な肩こりや首の痛みを引き起こすことがあります。また、眉を頻繁に動かすことで額にしわが増える傾向も見られます。
まぶたが垂れ下がることで、周囲から「疲れている」「眠たそう」などの印象を与えることが多くなります。このような見た目の変化が仕事や人間関係に影響を及ぼし、ストレスや自己肯定感の低下につながる場合があります。
視界が遮られることで、日常生活における安全性にも支障が出ることがあります。階段の昇り降りや車の運転などで視野の狭さが原因となり、転倒や事故のリスクが高まることがあります。
眼瞼下垂の症状は、放置することで身体的・精神的な影響が大きくなる場合があります。症状が気になる場合は、早めの診断と適切な対応が重要です。
眼瞼下垂は、加齢、生活習慣、遺伝的要因など、さまざまな要因によって引き起こされる症状です。その原因は個々の状況によって異なりますが、大きく分けると「加齢によるもの」「先天性のもの」「外的要因によるもの」の3つに分類されます。それぞれの特徴やメカニズムについて解説し、さらに予防や対処のポイントについてもご紹介します。
眼瞼下垂の最も一般的な原因の一つが、加齢によるものです。年齢とともに、まぶたを引き上げる筋肉「眼瞼挙筋」やそれを支える腱膜の機能が衰え、まぶたが正常に持ち上がらなくなります。このタイプは「腱膜性眼瞼下垂」とも呼ばれます。
加齢に伴い、眼瞼挙筋や腱膜が伸びたり弱くなったりすることで、まぶたが垂れ下がります。また、まぶたの皮膚が薄いため、弾力が失われやすく、たるみが進行しやすい部位です。
初期段階では軽度の視界の狭まりや目の疲れ程度で済むことが多いですが、放置すると徐々に症状が悪化し、視界が大きく制限される場合があります。
見た目の変化(目が小さく見える、疲れた印象を与える)に加え、目の開閉がしにくくなることがあります。
出生時から症状が見られる「先天性眼瞼下垂」は、遺伝的要因や胎児期の発育異常が関与しています。これは幼少期から発症する比較的稀なタイプです。
まぶたを引き上げる眼瞼挙筋が正常に発達しないことが主な原因です。
片目または両目に症状が現れる場合があり、視界の狭まりが進行すると「弱視」を引き起こす可能性があります。視覚の発達に影響を及ぼすため、早期治療が重要です。
美容的な側面だけでなく、視覚機能を守るため、重度の場合は早期に手術が検討されます。
眼瞼下垂は、外部からの影響によっても引き起こされることがあります。
ハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズの長期使用により、まぶたを頻繁に引っ張る動作が習慣化し、眼瞼挙筋や腱膜に負担がかかることで発症することがあります。
睡眠不足やストレス、スマートフォンやパソコンの長時間使用が目の疲労を蓄積させ、眼瞼挙筋の機能を低下させる原因になることがあります。
重症筋無力症や動眼神経麻痺などの神経疾患、また糖尿病や甲状腺機能低下症といった全身的な健康状態が原因で眼瞼下垂が引き起こされるケースもあります。
外的要因が蓄積すると、視界の狭まりや目の疲れが徐々に悪化し、日常生活に支障をきたすようになります。
睡眠を十分に確保し、目を酷使しないように意識することが重要です。また、コンタクトレンズの使用を見直し、適切な使用方法を心がけましょう。
症状を感じた場合は、早めに専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが推奨されます。
視界や目の疲れに変化を感じた場合は、セルフチェックを行い、必要に応じて医療機関を受診してください。
眼瞼下垂の原因はさまざまですが、早期に原因を特定し、適切な対応を行うことで症状の進行を防ぐことが可能です。特に日常生活での意識的な予防と早めの診断が、症状の改善や悪化の予防につながります。
眼瞼下垂は、見た目だけでなく視覚や身体全体に影響を及ぼすことがあります。初期の症状は軽度で気づきにくい場合もありますが、放置すると日常生活に支障をきたす可能性があるため、早期発見が重要です。
以下では、眼瞼下垂の主な症状と、自宅で簡単にできるセルフチェック法をご紹介します。
以下の方法で、ご自身で簡単に眼瞼下垂の可能性を確認することができます。
セルフチェックで気になる症状が見られた場合、早めに専門医に相談することをおすすめします。
眼瞼下垂(がんけんかすい)は、軽度の段階で治療を受けることで、症状の進行を防ぎ、日常生活への影響を最小限に抑えることができます。
監修 銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)