笑った時に下まぶたがぷくっと膨れるのを涙袋(涙堂)と言います。
「涙袋(涙堂)とは、下まぶたの縁に沿った膨らみを指し、生まれつき大きな涙袋がある人もいれば、ほとんど涙袋が見られない人もいます。
涙袋の下には眼輪筋という筋肉があり、笑った時に筋肉が収縮して涙袋がぷっくりと強調されるため、笑顔がより華やかで表情豊かになります。このため、涙袋を強調するメイクをする方が多いようです。
涙袋(涙堂)は、キュートな笑顔のチャームポイントです。タレントのような目にしたい人や、好感度アップを希望する人には、涙袋形成術(涙堂形成術)が効果的です。
涙袋をふっくらさせることで、もともと涙袋が小さめの型でも立体的に大きく、やさしい潤いのある、可愛らしい目もとの印象を表現できます。
治療の方法にはヒアルロン酸を注入する方法と脂肪を注入する方法があります。
ヒアルロン酸注入による涙袋形成は、10分から15分程度の短い施術時間で、目元の印象を簡単に変えることができるため、当院でも人気の治療です。
涙袋形成に使用するヒアルロン酸は、注入する組織の深さや組織に適した粒子の大きさのものを使用します。
当院では、世界的に評価が高く実績のあるヒアルロン酸のみを注入しています。
施術中は鏡を見ながら、ご希望の大きさに調整しつつ注入します。
数ヶ月~1年で吸収されるので、必要に応じて注入を繰り返し状態を維持します。
ご自身の太ももなどから脂肪を採取した脂肪を濃縮して定着率を高めたコンデンスリッチをファットをさらに細かい粒子に精製し滑らかな純度の高いミルク上の脂肪を注入します。
一般的な脂肪注入では定着率が40~50%程度ですが、ナノリッチファットの場合そのほとんどが吸収されず定着するため、術中に窪みの改善を確認しながら注入量を調整できます。
注入は針先が丸く注入時の出血を抑える特殊なカニューレで眼窩脂肪の層に眼球を傷つけることのないように慎重に注入していきます。
実は、涙袋(涙堂)と目の下のくま(影ぐま)・たるみには密接な関係があります。
目の下が脂肪によって膨れると、下眼瞼溝も膨れてしまうため、本来あるべき涙袋が目立たなく見えることがあります。この場合、くまの治療を行うことで、涙袋をはっきりさせ、魅力的な目元を作ることができます。
また、くまがある状態で涙袋に注入を行うと、涙袋とくまの膨らみがつながって、くまが大きく見える可能性があります。そのため、先に目の下のくまを治療し、その後に涙袋形成術を行うほうが良いでしょう。
目の下にクマの膨らみがある人の場合、クマをそのままにして涙袋形成術(涙堂形成術)を行うと、涙袋(涙堂)とクマの膨らみがつながってクマが大きくなったような印象になる可能性があります。
このため、まず下瞼脱脂術(経結膜脱脂術)などで目の下のクマをなくす治療を行い、続いて涙袋形成術(涙堂形成術)を行うほうが良いでしょう。
また、もともと涙袋(涙堂)があったが目の下にクマの膨らみが出てきたために涙袋(涙堂)が隠れて目立たなくなった方の場合は、涙袋形成術(涙堂形成術)ではなく、下瞼脱脂術(経結膜脱脂術)や下瞼頬脂肪注入術などにより目の下のクマをなくす治療を行うだけで、涙袋(涙堂)がよみがえる可能性があります。
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