銀座みゆき通り美容外科では、開院以来20年にわたり、目の下のクマやたるみへのアプローチを積み重ねてまいりました。仕上がりの自然さや満足度の高い結果にこだわると同時に、術後のダウンタイムをできる限り軽減できるよう、日々手法の改良にも力を注いでいます。今回は、クマ取り治療後の回復経過を写真とともに時系列でご紹介いたします。
美容医療の分野では、術後によく「ダウンタイム」という言葉が使われますが、実際にはどのような状態を指すのでしょうか?
「ダウン」という言葉から、寝込んで動けない、強い痛みでつらいといったイメージを持たれるかもしれません。しかし、当院で行っているクマ治療では、施術直後でも皆さま普通に歩いてご帰宅され、食事などの日常生活にも支障はありません。
痛みがほとんどない一方で、「腫れが目立つ状態」をダウンタイムと捉えるなら、平均的には1週間程度が目安となります。
今回は、当院で症例数の多い「脱脂+脂肪注入」によるクマ取り治療を例に、術後の経過をわかりやすくご紹介いたします。
施術直後は大きな腫れが出ることはほとんどなく、そのままご帰宅いただけます。ただし、帰宅後から夜にかけて徐々に腫れやむくみが現れることがあります。痛みは軽度であることが多いですが、万が一気になる場合は、処方された鎮痛薬をご使用ください。
洗顔は当日から可能ですが、こすらず泡でやさしく洗うようにしましょう。注入部位に貼付されたテープは、施術から24時間後を目安に剥がしてください。その後はメイクも可能ですが、目の下の皮膚はデリケートなため、強く押したりこすったりせず、丁寧に扱うことが大切です。
痛みはほとんど感じられませんが、腫れのピークは施術翌日から3日目頃にかけて訪れます。この時期には、目の下に黄色みを帯びた内出血が現れることもあり、メイクをしていてもやや目立つ場合があります。
とはいえ、洗顔やメイクは可能ですので、多くの方がこのタイミングでお仕事に復帰されています。また、脂肪採取を行った太ももなどの部位には、軽い筋肉痛のような違和感が残ることがありますが、日常的な歩行には支障ありません。
術後1〜3日目にかけては腫れのピークを迎えるため、この時期の過ごし方に悩まれる方も少なくありません。
メイクである程度カバーは可能ですが、完全に隠しきれない場合もあります。そんなときは、マスクをやや高めの位置で着用することで、目の下の腫れや内出血を自然にカバーすることができます。
実際にこの方法を取り入れて、周囲に気づかれずにお仕事や外出をされる方も多くいらっしゃいます。
この時期になると、腫れやむくみはほとんど落ち着いてきます。目の下にはまだ黄色味を帯びた内出血が残ることがありますが、コンシーラーやファンデーションで十分にカバー可能です。
また、脂肪採取部位の違和感も、多くの方がこの頃にはほとんど気にならなくなります。
コンタクトレンズの使用も再開できるタイミングですが、装着時に違和感がないかを確認しながら、慎重にご使用ください。
この頃には、腫れやむくみ、内出血といった術後の症状はほとんど目立たなくなります。
クマが改善されたことを除けば、外見から施術を受けたことはほとんど分からない状態です。
鏡を見ても、自然な仕上がりにご満足いただけるタイミングといえるでしょう。
当院で行う脱脂+脂肪注入による目の下のクマ取り施術が、ダウンタイムが短かくて軽微なのには理由があります。
目の下のくま治療のパイオニア的存在といっても過言ではない当院では、多種多様な状態に対する目の下のくま治療を豊富に行ってきたため、手際よく短い時間で施術を正確に終えることができます。
手術時間が短ければ短いほど施術による体への負担は軽減され、結果的にダウンタイムも短く軽微になります。
麻酔から脱脂処置、脂肪吸引、脂肪注入の全過程を30〜40分程度で終わらせることができます。
当院では、脱脂における結膜の切開位置や、脂肪注入の注入点・深さについても最適なバランスを熟知しているため、必要最小限の切開や針穴での施術が可能です。
これにより、皮膚や周囲組織への負担を抑え、よりスムーズな回復と自然な仕上がりを実現しています。
吸引した脂肪は、手術室内に設置された専用の分離器で速やかに処理され、採取からわずか10分ほどで注入が可能な状態に仕上げられます。このスピード感により、新鮮な脂肪をそのまま注入できるのが特長です。
また、当院ではPRPや成長因子などの添加物は一切使用せず、純粋な脂肪のみを注入しています。これは、効果や安全性に対する確かな根拠がない成分を避け、より自然で安定した仕上がりを目指すためです。
ダダウンタイムをより良くスムーズに過ごすためには、術前にご案内した注意事項をしっかり守ることがとても重要です。
以下に、術後の回復を妨げないために避けていただきたい行動をまとめました
治療当日から可能。洗顔は押したり擦ったりせず泡で優しく行う。
施術後24時間経過したらシャワーは可能です。ただし短時間で済ませる。
施術後24時間経過したら可能です。ただしメイク落としの際は擦らないように軽めのメイクから行う。
治療後1週間後から可能です。
飲酒や湯舟に浸かる入浴は腫れや内出血を悪化させる要因となりますので、治療後1週間は禁止。
原則喫煙は術後の大きな影響を及ぼすことはありませんが、注入した脂肪の定着率の低下する場合があります。理想的には術後1〜2週間、できれば3ヶ月程度は禁煙または大幅な減煙をおすすめします。
いかがでしたでしょうか。
当院でクマ取り治療を受けられた方からは、「思っていたよりもダウンタイムが軽くて驚いた」というお声を多くいただいています。
処方された痛み止めを使わずに済んだという方も少なくなく、金曜日に施術を受け、週末は安静に過ごし、月曜日から通常通りお仕事に復帰されるケースも多数あります。
もちろん、手術である以上、一定のダウンタイムや術後の制限は避けられません。
しかし、それを上回る若々しい印象や目元の改善効果を実感される方が多くいらっしゃいます。
ほんの少しの勇気が、印象を大きく変える一歩になるかもしれません。
ご自身のペースで、ぜひ前向きにご検討ください。
監修 銀座みゆき通り美容外科大阪院(梅田)